第174章 ユナを見つけた!

「……あんたの“補償”なんて、汚い。いらない」

吐き捨てるように言い切ると、水野佑奈はもう一度たりとも彼を見ようとせず、踵を返して歩き出した。

有川紘樹はその場に立ち尽くしたまま、遠ざかっていく背中を見送ることしかできない。

――なぜだ。胸が、ちくりと痛む。

罪悪感だけじゃない。引き止めて、ひとつひとつ言葉を選んで伝えたかった。あの補償は、本気だと。

けれど唇はわずかに開いただけで、伸ばした手も宙で止まり……結局、力なく下ろした。

今さら何を言っても遅い。

有川紘樹は初めて、はっきりと理解してしまう。自分が壊したものが何で、そして何を永遠に失ったのかを。

今回の交流会の結末は...

ログインして続きを読む